私が冷えとりする理由、その1
冷えとりする理由は人それぞれ
私は３歳の頃アトピーだった。症状は成長するにつれ無くなった。
しかし、高校三年生の頃、再び湿疹が出て来た。耳の後ろから始まり、頭や首の方に広がっていった。耳は焼けただれたような見た目に。膿が出て臭い、シャンプーは染みて痛いので出来ない、寝て起きると耳が膿で枕カバーにくっつき固まりそれを剥がすとビッと新たな傷を生み出し痛い。痒い、痛い。掻いちゃダメって言い聞かせても気づくと掻いている。その繰り返し。
その年、皮膚科に行った。ステロイドに嫌悪していたが一番弱い薬をもらってつけた。母に止めなよと言われても、かゆみ止めの飲み薬は気休めだがきっちり飲んだ。（母はステロイド系の薬で酷いアレルギー症状が出た事があったので）
我が家は風邪に薬はナンセンス。基本自然食だ。
薬を塗れば治まる。しかし直ぐ湿疹は出てくる。その繰り返し。
私は病院嫌いと投げやりな感もあり薬を止めた。
すると３年後、湿疹は治まった。完全ではなかったが、あの焼けただれたようなまでの湿疹にはならなかった。季節の変わり目にしばらく出てくるだけになった。
それからその数年後、母が帰宅後「どうしよう病気になっちゃった」と言う母を見ると首がとんでもなく腫れていたのである。私はとても動揺した。とりあえず病院。それしか当時は選択肢がなかった。
まだ冷えとり健康法を知らなかった。
