頭寒足熱の理論・その1、だから半身浴なのだ!
頭寒足熱の理論を好き勝手言ってみよう。
フジテレビの「でんじろうのTHE実験」が面白いのでよく見ています。(現在は放送終了)
あの暴れているでんじろう先生を見るのが好きです。自由というか狂気すら感じますが、きっと私の中の抑圧した部分を先生が体現してくれているから好きなんでしょう。
さて、そんなことより番組には、世界の天才科学者から届いた「不思議な科学実験トリック」を米村でんじろう先生が解明。というコーナーがあるのですが。
これは冷えとりだ!と思わせる実験がありました。
残念なことにその実験動画を見つけられなかったのですが、似たような動画を見てください。
「温かい水と冷たい水の重さ」
どうです?混ざらないんですよ。
でんじろう先生の番組で紹介していた動画では続きがあり
最初に下に熱い液体、上に冷たい液体だとバーッと一気に混ざっていた!
温冷が逆だと一気に混ざる!
もういっちょ↓
氷を入れて上が冷えてくると混ざり始めてますね!
この現象を見て冷えとりだっ!と思いました。
それは、人体でも少なからず起こっている現象だと思ったからです。
上半身と下半身では体温が違う
実際に私たちの体をサーモグラフィーで見ると、例外なく足元が冷えています。心臓を中心に37℃前後ある上半身に対し、下半身は下へいくにしたがって低くなっていき、足元は31℃以下になっています。
人間は大体60%~70%水ともいいますよね。
で、「気」の観点からいうと…
東洋医学では、陰陽二種の気が体内を循環していれば健康、この乱れ、とどこおりなどすると「病気」になると言われています。陰の気は下から上に上がりたがる性質を持ち、陽の気は上から下に下る性質を持っています。
これに当てはめると半身浴は、下半身はあったかいお湯に浸かって、上半身は濡れているのでお湯から出てるだけで冷える。つまり巡る。
先ほどの実験動画と繋がる。
心臓や第二の心臓の足に頼らずとも血液循環が促されるということでは。
つまり、冷えとりには半身浴が大事。
やはり半身浴を思いついた進藤先生はすごいですなー。いいですな冷えとり健康法。
そして体感としてこんなことも
例えば暑い夏の日に観光地で足湯をすると暑いんだけど風がすーっとして気持ちがいい。
こういう場合も、足元が温まり気血が上に向かい、上半身にこもった熱い気血は下がり巡り始めた。だから気温は暑くても頭はすーっとしてくると。
夏なんかは特に頭は熱くなるとやられやすいので、季節関係なく頭寒足熱が大事。
たまに冬は半身浴は寒くて出来ないという方、相当冷え切ってるか、風呂場が寒すぎるんだと思います。そういう場合は無理しないで肩まで浸かって温まってから半身浴にするとか色々工夫あるのみ。
ちなみに、先ほどの水の温度の実験は小学四年生で習います。科学っておもしろい。
次回、風はどこからくるのだろう…。より頭寒足熱の理論を語りたいと思います。